眼が疲れる
眼を使いすぎると、一時的に眼は疲れてしまいます。通常、十分な休養をとることで回復します。眼精疲労とは、休養を取ったにも関わらず、眼の痛みや頭痛、かすみなどの症状が残ったり、すぐに眼の疲れが出てきたりするものです。
眼精疲労の原因は、
1.ドライアイ
2.体調や精神的なストレスによる眼の疲れ、パソコン等の使い過ぎによるVDT症候群
3.近視、遠視、乱視や不同視などの屈折異常や、調節異常である老視などさまざまです
1は、人工涙液やヒアルロン酸の点眼などで乾燥を防ぐことで改善する場合が多いです
2は生活、就業の習慣を変える必要がありますが、ドライアイを伴っていることもあり、そのような場合には点眼薬の使用で改善する可能性があります。また、ビタミン剤や調節麻痺剤等の点眼も効果的な場合があります
痛い・ごろごろする・赤い・じゅうけつする
充血を伴うことが多い、目の痛み、違和感の原因としては、
白眼(結膜)の障害⇒(結膜炎)
コンタクトレンズ装用や逆さまつげの方に多い黒眼(角膜)の障害
まぶたの炎症(眼瞼炎やものもらい)
その他、眼の中の炎症や急性緑内障発作で眼圧が急激に上昇した時には、激しい吐き気や頭痛を伴うことがあります
痛み、違和感がないのに白目が赤い
白眼の部分がベタっとした感じに、真っ赤に染まって見えます。白眼(結膜)の下の細い血管が破れて出血した、結膜下出血が原因の場合がほとんどです。
痛みや、眼やになどはありません。軽度の違和感(ごろごろする)はしばしばあるようです。人に指摘されてはじめて気がつくことも多く、点眼薬の使用で出血の吸収が早まることもあります。
目やにが多い、かゆい、まぶたが腫れる
アレルギーに伴う白眼の炎症(アレルギー性結膜炎)
まぶたの炎症
見えにくい、かすんで見える
見えにくい、かすむといった症状がある場合には
1.裸眼ではピントが合わない近視、遠視、乱視などの屈折異常
2.年をとってビントを合わせる力が衰える老視
3.視機能の発達がなんらかの要因で妨げられてしまった弱視
4.眼の使い過ぎによって、一時的に近視の状態になる調節緊張
5.水晶体が濁ってしまった白内障
6.視野が狭くなる緑内障
7.加齢黄斑変性、網膜剥離や糖尿病網膜症などの眼底(網膜)の病気
8.視神経炎などの視神経の病気
9.眼の中の炎症が起こるぶどう膜炎
その他色々な病気の可能性があります。眼鏡を調整すれば良いもの、点眼治療の出来るものから、緊急手術の必要なものまで様々な病気が考えられますので、できるだけ早く眼科を受診してください。
黒い点やくもの巣の様な模様が見える
飛 蚊症とは明るい所や、白い壁、空などを見たときにあたかも蚊が飛んでいるような黒い点が見えたり、くもの巣の様な模様が見える症状をいいます。黒い点や模 様は眼を動かすと一緒に動きます。網膜裂孔や網膜剥離、眼底出血による症状、また眼の中の炎症による眼の中の濁りが原因で起こっていることがあります。ど の病気も早期の治療開始が望ましいので、飛蚊症が出現、増えてきた場合は早めに眼科で診察を受けてください。